トランスマスター

ミッドナイトクロスのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)
3.0
♯96 パレードを突っ切るプリウスロケット

舞台はフィラデルフィア
主人公は軍、警察、B級映画の音響効果技師のジャック。
川のほとりで効果音を収録していると大統領候補の知事と若い化粧品販売員の女性サリーが乗ったセダンが、川へ転落してしまう。
ジャックは怪我をしていないサリーだけ引き上げて病院へ連れていく。
知事は他界してしまったが、サリーの存在を公表するなと釘を刺される。
自宅のスタジオに戻ったジャックは、録音から転落した車がパンクする直前に銃声が鳴っていること気づく。
偶然現場に居合わせたカメラマンの連続写真をスライド化させ音響と一緒に再生すると確かに銃声と銃口から火が出ている事を確信する。

しかし元同僚の警察も非協力的で、疑問を持ったジャックは、自身とサリーの命を守るためメディアに公表することを決めるのだが…。

◆良い点/注目ポイント
・モーテルに誘ったり急にそっけなくなったりメンタルが不安定なサリーと上手に付き合えるジャックのコミュ力の高さは、男の鑑です。
・劇中の女子寮のシャワールームの悲鳴は、重要なポイントです。
・ジャックがアナログ満載のガジェットで雑誌の切り抜きを動画にするシーンがお気に入り。

◆総括
・タランティーノ監督がこの作品をひどく気に入り『パルプフィクション』へのトラボルタ起用に繋がった作品。

レトロなサスペンス映画が好きな方にオススメです。

-2024年96本目-