みちゃまる

エンドロールのつづきのみちゃまるのネタバレレビュー・内容・結末

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

インド版フェイブルマンズ。インド映画ではあるけど、派手なダンスや歌はない。
子どもなりに色々と考え、映写機を試作し、試行錯誤を繰り返す。オリジナルで音を付けたり吹き替えてみたり。そういう幼少期の体験って大人になってからは出来ないものだし、大人になる上で必要な体験だと感じる。
思い出の映写機やフィルムが失われるシーンはサマイの心中を考えると何とも悲しく、切なかった。しかしそうした喪失体験も必要で、そこから新しいものが生まれていく。
夢中になれるものに出会えるということは、幸せで素敵なことだ。
映画の持つ魅力は本当に素晴らしいし、人生をも変えてしまう力があると、この作品を通じて感じた。
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