みちゃまる

ベルリン・天使の詩のみちゃまるのネタバレレビュー・内容・結末

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

街行く人々は何かしら悩みを抱えており、ダミエルから見る人間界はモノクロに映る。悩む人々にそっと寄り添い、前向きになれる人もいれば、救えない人もあったり。
冷戦中のベルリンの街は戦争の爪痕もまだ残っていて、実際の戦争フィルムも差し込まれている。長い歴史を見守ってきた天使達は一体何を思うのだろうか。
しかし命を投げ打っても守りたいものが出来、色付いていく世界。終わりがあるからこそ美しい世界もあるのだ。
人間となり地上に降りた天使がたくさんいる、という設定も面白かった。あまりにも自然に溶け込んでいるので、本当にそんな人がいるのかも、と思わせてくれる作品だった。
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