15歳の息子と
43歳の母親で
感想が分かれました。
80年代の鬼太郎から
知っているかどうかが鍵でしょうか（笑）
15歳は「うーん…イマイチ」
43歳は「ちゃんと鬼太郎してるなあ」
まず舞台は
横溝正史の世界観が強めで
相続にまつわる連続殺人事件が起きます。
それを
水木という名の銀行マンと
鬼太郎のお父さんとで紐解いていくお話。
ただ妖怪モノなんで（笑）
密室とかアリバイなどの
ガチミステリ要素はないです。
〇〇さんが殺害された方法は…呪いだ！
とか
逆に斬新ですけどね、
金田一耕助シリーズなら。
昭和30年代を背景とした
この名家のクセがとにかく強く
15歳の目には
そこがどうしても違和感だったようです。
映画として盛り上げるために
ゲス要素を盛り込みすぎだろう、と。
でも
女性がまったく尊重されないどころか
道具並みの扱いを受けるとか
血統がなによりものを言うとか
水木しげるが一番知っている時代の
リアルな日本の姿だったんでしょうし。
妖怪は友だち。
汚いことを平気でするのはむしろ人間。
っていうメッセージが
はっきりと伝わる構成だったと思います。
アニメ映画としての好みは別として。
