劇場にて鑑賞。
鬼太郎は近年放送された6期の他、漫画やビデオで前期を少し視聴したていどの見識。にわかと言って良い。
その中でも劇場公開作品は数本程見たことはあるのだが所謂エピソードゼロのような、鬼太郎が誕生するまでの物語は無かったと思う。
ぶっちゃけ、公開前の不安としてはTV版の「悪い意味」で延長的なクオリティだったらイヤだなと思っていたのだが、まるでまるで杞憂だった。
舞台背景である戦後の昭和日本、山奥の村、恐怖演出、演者の演技がどれも白眉。
残酷的描写、また直接的でないにせよアダルトな内容を含む描写はあるので完全子供向けではないのは確か。
しかし、ゲゲゲの鬼太郎という作品が少しでも好きな人にとってはマスターピース足り得る力量は本作にはあると個人的には思った。
「骨」のある映画だ。いろんな意味で。