音楽青春映画とスプラッタホラーが合体した感じ？青春と言うにはちょっとトウが立ったヒロインなのだけど、バンドでツアー回ってだんだん人気が出て大きいハコでライブやったるぜっていう流れはアオハル展開です。音楽好きにはキュンとくる。バンド経験者ならなおさら。
パンク苦手だけど彼らの楽曲はメロディアスで聴きやすく、バンメンの個性的な顔ぶれも好感触。
そこに加わるのが何故か真夜中過ぎに人喰い殺人鬼に変身しちゃうオッチャン。人迷惑な逆シンデレラっつーか。日中はフツーにイイ人なんだけど夜な夜な人間を食っちまうのが玉にキズっていうオッチャンと、一緒にツアーを回るバンドの物語です。
オッチャンが行く先々で人を襲うので当たり前にモメるけど、行動を共にしていくうちにだんだん連帯感が生まれてくる。その辺がな～んかエモいんですよねー。喰う相手も、ちゃんと嫌な奴こちらに加害してきた奴って、納得いくものだし。（納得していいのか？） でも、そんな風に気を許してたら終盤は少し意外なことに。
ゴアゴアな人喰いシーンも低予算らしくオモチャっぽい見た目なので、グロ苦手な自分でも正視できました！ホラーコメディ好きでヒマを持て余している方にはオススメできるかな。
