Lynne

ボーはおそれているのLynneのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
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「アリアスターの暴露療法セラピーに、我々はお金を払って付き合わされる」と誰かが言っているのを目にしたけれど、本当にその通りの映画だった笑
映画の2/3インフルエンザのときにみる悪夢みたいなものだったからリンチぽさも感じる。

まあ3作品全部観ていると流石にアリアスターの「トラウマ」もわかってくるし、ある意味こんなパーソナルな作品を撮り続けるのもすごいなと思う。

そしてこの映画でカタルシスを感じるには、実は母親サイドで観る必要があって主人公側ではなかったのかもしれない。逆に、主人公サイド=アリアスター視点から思いつく最後のシーンに込められたメッセージは逆にちょっと心配になっちゃう。いや、むしろそれを隠さずに表現することで乗り越えるというセラピーなのかも…。

アリアスター、「乗り気じゃなかったのに友人に無理やりやらされたドラッグでバッドトリップした」という思い出も、相当根に持ってるぽいこともわかった笑

ただ開始10秒くらいで何のシーン(誰の視点)かわかったから割とセンスがあると思うんだ
Lynne

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