ショウジ

14歳の栞のショウジのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
3.5
思いついてもなかなか出来ない企画を実現したのはすごい。

本編については、陽キャの子や男子を若干白い目で見てしまい、中学時代の感覚がブワッと甦ってきた。1番目に紹介される少年は "協調性のない生徒がいない明るいクラス" みたいなことを言うのだけれど「そんなわけないだろ!」と思いながら観ていたら、やっぱりそんなことなかった。人間の見たい面しか見ない・見えないという一面を垣間見た瞬間だった…

学校、とりわけ中学校は、世の中にはどう努力してもわかりあえない人間がいるということを知り諦める練習をする場所だと思う。
保健室登校をしている少年がいたが、私が中2の時のクラスには学校自体に来ない生徒が3人いたので全然普通だとも思った。

この中の誰かが将来著名になったら面白いと思ったけれど、宇宙関連の仕事に就きたいと言っていた彼くらいかな…
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