ずっととても楽しい映画でした。登場人物全員チョコレートが好き、というのが根底にあるのが可愛くてよかった。
登場人物の職業や肩書き、ヌードルがウォンカに字を教える描写など構成要素の多くが意味を持って配置されているのが面白かった。伏線とはまた違うけれど要素の回収が綺麗で映像の美しさ楽しさ+αの魅力がきちんとある作品。パディントンでも同様のことを思ったのでポールキング監督の手腕かしら。
「チャーリーとチョコレート工場」のシュールさは何度見てもハマれずにいたけれど(というか残念ながらティムバートン監督作品全般そのようで)、本作は良くも悪くも前作とは全く別物で、個人的には本作の明るさが好きだったなと思う。