カタパルトスープレックス

ジュリアの終わりなき旅のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

ジュリアの終わりなき旅(2014年製作の映画)
3.3
アレックス・ブルノワ監督の短編作品。とても女性らしいロマンティックな作品。また、字幕って難しいなとも思いました。

オリジナルのタイトルは"Lonely Planet"です。英語版の「地球の歩き方」ですね。主人公のジュリアはアメリカ人で"Lonely Planet"の記者。そのため、世界を飛び回っています。行く先々で恋人を見つけては別れ。一カ所に止まらない。そうすれば傷つかない。そんな彼女がバルセロナで出会ったパウ。パウは世界を飛び回るより、愛する一人の女性とずっと暮らしたいと言う。価値観が違う二人はどうなるのか?と言う話です。

短時間で恋人になる過程を描かなければいけないため、セリフがかなりパンチを効かせています。ジュリアは旅行記者なので観光地の評価サイト「トリップアドバイザー」とかポンポン出てきます。こう言うのって字幕にするのが難しいですよね。ジュリアは恋で傷つきたくない。泣きたくない。だから、パウに「泣かずに済む?」と聞きます。元のセリフは"No Woman No Cry?"です。ボブ・マーリーの名曲ですね。

男性のボクにとっては感情移入しにくい作品でした。これ、女性だったら感じ入る部分があるんだろうなあ。