アンタいったい何者?
オレか?
何者でもない。
地味な男がド派手にキレるだけなのに
その冴えない中年オヤジが超絶!激強で驚いた!
予告も見ずに何も知らずに気分で見たけどアクションシーンが凄くて楽しかった~スカッとするほど爽快!
92分って言うのがまた良い。
長いとは言えない時間で、この満足感な何だ!
半端なく凄く得した気分だ。
後から、ジョンウィックの制作スタッフが作ったって知って、面白い訳だって納得。
超好みの作品だった。
以下ネタバレ
序盤は静かで、主人公のハッチは、毎週火曜日は家のゴミ当番、、毎週回収車に間に合わない、、
奥さんから「また間に合わなかったのね!?」って。
ハッチの冴えない日々、ルーティン。
日々、懸垂運動したり、走ったりして鍛えたりしてはいるが路線バスで職場に通う平凡な地味な中年のサラリーマン。
自宅に二人組の強盗が押し入った時も抵抗する隙ははあったのに反撃せず
弱い情けない男と妻と息子はハッチに失望し、ますます心が離れていく。
(後のシーンで弱い立場の人には寛容な優しい面があるとわかった)
それが、いつもの路線バスの中でハッチはチンピラ5人に遭遇。
彼等の理不尽な振る舞いにぶちぎれた。
「ジジイは消えな」
「お前らをぶちのめす」
5人の若者、チンピラ相手にド派手に大乱闘、、覚醒した。
殴られたり刺されたり、かなりのダメージを受けながらぶちのめしていくが、無傷で無敵じゃないところがリアル感があってとてもいい。
その格闘の打撃や受けが素人ではない、、、喧嘩のプロのような動き、、傍にある物なんでも武器にしちゃうし、、
油断していたチンピラはその変貌に驚いて泡食ってやばいと思った時はすでに遅し、
全員をボコボコに完膚なきまでに叩き潰すところは圧巻で、いったい何者?
その後の展開もスピーディで面白く、自宅をマフィアの武装集団に襲われ、刺客との銃撃戦、格闘で相手は全滅。
家の中はボロボロになったけど家族を死守。
ハッチに地下室へ避難で閉じ込められていた家族は出て来てその有様にびっくり、唖然、、
隣人の自慢の車を拝借してマフィア相手にド迫力のカーチェイスをしたり、、、目が離せない。
終盤からはロシア・マフィアのラスボス、ユリアンとの狂気のような最終決闘。
職場(工場)にあらかじめ仕掛けていたトラップも見事。
とてもバイオレンスでド派手で笑っちゃうほど無双。
その暴力は爽快、圧巻だった。
かなり年配のおじいちゃん(老人ホームに入ってる)=ハッチのお父さん(バックトゥザフューチャーのドク?)にも驚いた。
いや~~似たもの親子でハッチの暴力性は父親譲りかと。
その父と異母兄弟らしいハリーが助っ人、彼等の援護もあり、この二人もかなりの凄腕、、たった3人でマフィアを殲滅。
極上のバイオレンス、アクション、お腹一杯堪能しました。
ちょこちょことユーモアを感じるセリフやシーンもあったりしてシリアス過ぎないのがとても好み。
「ネコちゃんのブレスがない」と言う幼い娘が可愛かった。
最後のハッチの奥さんのセリフもとてもいい、ニンマリしてしまった。
これシリーズにならんかな?
是非とも続編作って欲しい映画です。