これはちょっと思った以上に何もなくて困っちゃいました……
余命わずかの難病と、夫婦の話があって、それをミュージカルにするんですね。うん。まあ、ミュージカルはいいですよ。歌とダンスを鍛えまくったミュージカル俳優ではなくて普通の俳優が歌って踊るというのはわたしは好きなんですよ。それはそれで良さというのがあるのは分かってますけど、どうも乗りづらさのある映画だったんですよね。百歩譲って余命わずかっていうのもいいんですけど、なかなか入っていけないものがあったんです。なかなか入っていけない大縄跳びみたいな映画だったんスよねぇ😅
ヒロインの妻が病気なんだけど闘病とか病気の話をやるわけでもないし、あとは夫婦とか家族の話がありますけど、なぜか初恋の人に会いたいと探しに行く。その過程でその当時の回想をやったりしますけど、結局この初恋話もあんまりおもしろくなかったんですよね。
夫婦の話も回想を多用していて現在があんまりおもしろくない。おもしろくないとはこの場合どういうことかというと、キャラたちの気持ちがあんまり大きく動くところがないんですよね。それなのにミュージカル演出を多用しているんですよね。歌を歌い出す時はだいたい大きく気持ちが動いた時に歌うのが効果的だと思うんだけどこのミュージカルはただやりたくてやっている感じがしてしまいました。だから歌やダンスから伝わってくるものが弱いなあって思いましたねぇ😔……
どうも感動させようっていう制作側の思いだけが先行しちゃっているようなそんな思惑が見え隠れするような作品だったですねぇ……
