水古

クライマーズ・ハイの水古のネタバレレビュー・内容・結末

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分の年齢がバレちゃうけど、この事故の直後に生まれました。
群馬県みなかみ町で。

母がよく言っていました。
飛行機がもうちょっと持って、長く飛んでいたら、みなかみ町に堕ちたかもしれない、と。

それを、聞いてからなんだか他人事とは思えないような事件です。


本編では、日航機が堕ちてからのお話しなので、現場の落ちた瞬間の映像とか、中に乗っていた人のこととかは一切映像としてはありません。グロテスクな映像は殆ど無いです。うん。でも言葉で表現されているので、反対にもっと想像してしまいます。

観ている側も、新聞社のメンバーの一員です。
そう、最初は何が起こり、現場がどういう状況なのかも全くわかりません。大慌てなオフィスの中にベルが鳴り、共同通信の放送に一緒に耳を傾ける、他の社員の指示に聞き入ったり、現場の記者が泥だらけになりながら文章を書き、電話口で、口頭で内容を伝えてくるのを一生懸命メモしたり、その内容を聞いて、現場の悲惨さを改めて身に染みて、絶対新聞に載せてやる!と意気込んでみたり。

色々と考えさせられました。
ただ情報を追い、新聞にほいほい載せるだけが新聞記者じゃ無いんだよね。
それは最近のメディアにも言えることだと思います。
そして自分達にも言えることでもあります。
ブログやホームページ、ツイッターなどで、自分の意見を多くの人の目に触れられるツールが充実している今、その私達が発信した情報を見た人がどんな気持ちになるか、それを考えさせられました。

やはり校正って大事だよね。
載せる前に、自分の書いたものをもう一回頭を冷やしてから見てみると、普通に文字間違えてたり、文章があべこべだったり。
皆さんも、ブログなどで何か意見を載せるときには、載せる前にもう一度全文読み直してみてください。意外とあるんだぜwww自分にも言えることだが…。
水古

水古