夫が出て行って20年… 離婚せずに3人の娘を育てた母親とその娘達。
母親の誕生日に行方不明だった父が亡くなったと連絡が来る。
母と娘達のそれぞれの想いが少しずつ見え隠れしながら、お葬式を終えるまでの日々が描かれてます。
妻としてのプライド。
娘としての母への葛藤と父親への愛。
お葬式までの数日で、20年間少しずつ絡まり解けなくなった家族への不満と個々の想いが吐き出されていくけど、根底に有る家族への愛は揺るがないのが台湾映画らしくて良いな。
初めと最後に出てくるタクシーの中でカラオケを歌う場面は、台湾ならでは?なのかもしれないけど、最後の方のカラオケを歌う妻の顔がやっと抱えてた悲しみを吐き出せた顔に見えました。