回想シーンでご飯3杯いける

映画大好きポンポさんの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)
2.4
映画作りを描いた映画は大好きなので、期待しつつ鑑賞。冒頭からテンポが良くて第一印象は悪くなかったのだが、、、。

「上映時間は90分以内」を筆頭に、既に色々な所で語り尽くされている印象のレクチャーが続く。しかも、コテコテのジャパニメーションでありながら、設定は海外っぽいので、具体的にどの辺の映画をイメージして言っているのかイメージが湧かない。湧かない理由のもうひとつは、レクチャーを受けた後の監督(ジーン)の成果を、映像としてきっちり描いていない事にある(ハケンアニメ!やバクマン。はこの辺が秀逸)。

総じてオリジナリティに乏しく、映画を観る時に、何よりもオリジナリティを重視する僕には、そもそもこの作品自体に魅力を見出す事が出来ないのだ。映画って、テレビみたいに30分、60分、と枠が決められているわけじゃなく、伝えたいテーマや手法に合わせて自由に尺を決められる事が最大の醍醐味じゃないのかなぁ。この作品が90分きっちりで終わった時、僕はむしろ冷めてしまったよ。

後から調べてみたら、漫画が原作との事。その辺を踏まえて世界観を理解しておかないと厳しい映画なのかも。これ、日本映画の問題点のひとつだと思うのですが、ポンポさん的に問題無かったのかな?ってそんなの答えられるわけないか。