ぐりんでる

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティのぐりんでるのレビュー・感想・評価

3.7
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製薬会社アンブレラの陰謀で崩壊するラクーンシティ。市警特殊部隊は事態の制圧に動くがゾンビと化した住民達が行手を阻む
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上等なB級ゾンビ映画。バイオハザードのゲームは好き。ゲームはね。
最近のは知らないけど1、4、5が好き。

今作はミジョッチ版とは異なり、ゲームの1、2要素を合わせて映画化したような感じっぽい。めちゃくちゃ面白そうじゃん😆と期待値は高かった

しかし、届かなかった。完全にB級のそれ。まぁそれはそれでいいがバイオの意味あるのか、新鮮味も無く感慨も薄っぺらい

ゲームのお馴染みのキャラ達がズラリと登場するも、誰?ってレベルの別人もちらほら。一部は根本的な設定すら変わり、もはや名だけを借りた別の何か。
まるでパラレルワールドに迷い込んだような違和感だった

その感じが、ツッコミどころ満載で逆にウケたが求めてたものじゃない😆

今作で登場するクリーチャーも然り。主にリサ・トレヴァー。
こいつはゲームでは中ボス的なやつだった。そしてまじもんのトラウマだった🥶

とにかく見た目、演出何もかも怖過ぎて、当時その姿を見てそっとゲームキューブの電源を落とし、しばらく続行できなかったほど俺の青春の傍で静かな脅威となった
後に友達や兄弟とふざけながらプレイする事によりトラウマは、むしろ楽しい思い出へと変わり己の弱さも同時に打破する事ができたのだ

ある意味では魅力的な化け物と言える。ところがこの映画ではその禍々しい部分の魅力は殺されていたように思う。とても残念だった

そんなのも含め雰囲気、ゲーム性全てにおいて1は怖い。あの恐怖を意識すればもっと上等な作品になるんじゃないの?と思うがそう簡単ではないのかもなぁ

とはいえ、これはこの冬一番に余計な思い入れなのかも
ただのゾンビ映画としてならわりと面白かったような気もした😀