無性にこういう映画を見たくなる時だった。
色んな気持ちを抱えた色んな境遇の人達がハイツムコリッタには住んでいる。
人を騙して詐欺で捕まった人、詐欺で騙された人、未亡人の可愛い娘と暮らしている管理人の奥さん、墓を売る親子と噂のオカモトさん。
距離感近すぎて初め苦手だった島田さん。
風呂をかせ、勝手に炊いたご飯を食べに来るし…初めは怖いと思っていたが…慣れって凄い‼︎来ない日が逆に心配になる御飯時。
その代わり美味しい採れたての野菜、トマトきゅうりを持って来てくれる。
時にお漬物にしてくれたり。
独り身の山田にはきっと楽しい一時だったと思う。
初めて貰った給料で買ったお米で炊いた、白いご飯が凄く美味しそう！
白いご飯に味噌汁と働いている塩辛工場の塩辛だけなのに、めちゃくちゃ美味しそうに食べる山田。
大家さん…亡くなった旦那さんの骨をかじる
ビックリもしたけど、きっと一つに慣れると思ったんだろう。判る気がしてしまった私。
墓石が高額で売れてすき焼きを食べていた親子。久々の高額収入。
そんな匂いに釣られてハイツムコリッタの人達が集まってくる。
初めは島田さんだけがすき焼きを食べるかと思ったら、山田も大家さんも気付けばみんな食べてた笑
昔だったら、信じられない人達〜って思ったかもしれないけど、きっとみんなで食べるすき焼きは美味しい。
同じ屋根の下に住むみんなが家族みたいに見えて暖かかった。
夜に光るお骨
赤いふわふわ浮いている赤い金魚の話
噂のオカモトさんの話は是非この作品を観て感じて欲しい。
山田のお父さんのお骨を砕いた粉を川っぺりに撒きながらハイツのみんなで行進しながら進む。
ここにはとても暖かく優しい穏やかな時が流れている。ギスギスした嫌味を言う人も、強要したり、押し付けてくる人は誰も居ない。
いいなーこの距離感と優しい空気感。
素敵なハイツムコリッタみたいな場所があるならば、行って見たいな。
やっと観れました。
Rioさんやっと観れました、良き作品でした🤭
