命の呼応。
7分という短い中で繰り広げられる、海を舞台にした、壮大なスケールの小さな物語。
広い大海原で、声が出ないために家族とはぐれてしまった子クジラと、小鳥の交流。
海で出会った1頭と1羽。
自分という殻から「声」という分身を出せない者と、
声は出せるのに、「籠」から出られない者。
小鳥は果たして本当にそこにいたのか…?
油絵を彷彿とさせる画(ホントに油絵?)
色彩が目に優しく素晴らしい。
特に、小クジラと小鳥が歌いながら過ごす大海原での夕暮れ〜日没〜星が輝く夜空までの一連の画の変化が圧巻…!!
久々に、息を呑む作画だった。
また、ファンタジーを加速させる音楽も効果的で良い。
動物の鳴き声を楽器で表現するのは、古典的だが秀逸。
生きることの厳しさ、命の尊さ、生きていくことの意義
について、お子様にも安心して見せられる。
ショートフィルムフェスティバル2020
アイルランド🇮🇪