トランスマスター

ベイビー・ブローカーのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
3.0
♯74 ロードムービー

舞台は韓国の地方都市
主人公はクリーニング店を営むサンヒョンと赤ちゃんポストのある施設で働く孤児院で育ったドンスは赤ちゃんポストに捨てられた赤ちゃん専門の人身売買を裏稼業としていた。
取引のため赤ちゃんを捨てた母親ソヨンと孤児のへジンを連れクリーニング店のバンで取引旅行に出かける一行と、それを内定調査する女性青少年課(生活安全課)のスジンチーム長とイ捜査官の攻防劇です。

◆良い点/注目ポイント
・ドンスの真っ直ぐな性格とソヨンの妖艶な魅力、人情味があり清濁併せ持つバランスを備えたサンヒョンの存在感
是枝裕和のキャスティングのセンスは凄いです。

◆改善点
・ヤクザの迫力がイマイチで第三の勢力としては、存在感が薄いです。もっとメタボかゴリマッチョの強面のおじさんが理想です。

◆総括
・サンヒョンがクリーニング店のバンの閉まらないリアドアをコツを使って閉めるシーンが、とても印象的なでした。

ソン・ガンホは、
現代の渥美 清です。

-2023年74本目-