仄かにグッドウィルハンティングモーメントを期待している統合失調症の高校生が主人公。
扱うのが統合失調症だから観る側も少し身構えるけど、幻視や幻聴を恐ろしく描いている訳では全くないので、万人が見れます。
ちょっとポップな感じさえする。ご飯が美味しそうでいいです。
ヒーローとヒロイン、分かりやすい敵、大きな困難と克服という起承転結のハッキリした単純明快なストーリー、きれいなハッピーエンドに仕上がっているとても見やすい映画です☘️個人的にはそれがアメリカ映画の1つの良さだと思っています(時として悪さでもあります、ほんとに)
この映画は『グッドウィルハンティング』の良さを解った上で、あんなこと現実にはそんなに起こらないよ的なことを序盤から主人公に言わせてるところがいいです。
結局ストーリーはあの映画よりもシンプルなどストレートのハッピーエンドなのに。笑
全てを理解してくれた上で“It’s not your fault” と言ってくれる人を待つよりも、勇気を出して周囲に自己開示することがおすすめのようです。
自己開示の重要性は統合失調症だけではなく全人類に言えることだと思いますが、それがそううまくはいかないのが人間であり現実。
だけど結局映画の中ではきれいなハッピーエンドになるあたりがやっぱアメリカ映画っぽいなあ🎞️と思ったり。
あんなお母さん、あんなお父さん、あんな恋人が万人にいてくれるとは残念ながら限らないので。
病気の解決よりも、共存を選ぶことがわたしも本当にベターだと思います。
ちゃっかり泣いたしいい映画でした。
未見ならぜひ『グッドウィルハンティング』も。
『ドント・ウォーリー』観た時も思いましたが、アメリカ社会の中に根付いているのであろう精神的なバウンド力は、毎回見てて羨ましいなあ。