nasa

僕と頭の中の落書きたちのnasaのレビュー・感想・評価

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)
4.0
昨日観たCODAよりこちらの作品の方が好み。

主人公は統合失調症。
精神疾患を描いた映画は、今パッと思いつくのはビューティフル・マインドがある。どちらもこう感じるんだ、というのが疑似体験出来る。主に3タイプのキャラが頭の中に住んでいるのだが、騒がしいいんだろうな。
だから、ブツブツ言っていたり、突然大声で叫んだり、怒っていたり、笑っていたりということが理解出来る。
大抵ハッピーなものは見えないし、聞こえない。(もしかしたらそういう症状、または疾患もあるのかもしれない)
恐怖が強いと思う。
お母さんが言っていた、私があなたの頭の中に入ってあげたいというのは、痛いくらいよく分かった。

癌の患者は夢を叶えて貰えるけど、この病気は誰も助けてくれないというのが、いかに孤独に戦っているか表していると思う。

頭の中の化学物質が暴走しているという表現もまさしくその通りな感じがする。
精神疾患=心の病気みたいなざっくりとしたイメージがあるけれど、私はしっくりこなかった。
学生の頃講義で、精神疾患は脳の病気であるという考え方の先生、心の病気であるという考えの先生両方居たが、
精神疾患は脳の病気ということを聞いて、すごく合点がいって、とても新しい発見をした気分になったものだった。

数年前に体調を崩した時、不眠に悩まされた。
確かにストレスがあってそれが引き金になったのかもしれないが、
脳がわー!っとなっている感じだった。オーバーワークしている感じ。

ちょっと脱線しましたが…

ポールが悪い奴にしか見えなかった笑
ご、ごめんよ。
校長の頭が燃えてたのシュールだったなぁ笑
マヤがめっちゃ可愛かった♡
アダムの演技も表情がよかった。
nasa

nasa