うーん。
この物悲しい終わり方、繰り返される耐え難い日常を生きていけ!というメッセージなのか!そうなんですよ。彼らは破滅へと向かうでしょう。血中濃度と同じように、ゆらゆらしながら。
元ダンサーのマッツ様の美しい踊りを拝めるだけであたしにとっては4点超え。すごいなぁこの人。美しいだけじゃなくて、なんか悪そうな、でも寂しそうな顔がいい。アメリカ人にはない暗さがいいね。
この映画は最後の5分のための映画ですね。
最後の最後で、えええ?どうなるの?って期待させてやっぱり期待どおりの小市民の日常の喜びや悲しみを突きつけてきた。
寒そうな天気の悪いデンマークの港町。だったら飲まないとやってらんない気もするよね。ほんと。でも逃げちゃだめなんだ。たとえ辛くてやってられなくても生き抜けろ。哲学の口頭試問、歴史家のリアル、スポーツの野蛮さ、いろいろな要素を散りばめて。この映画に答えはないよ。