ヤクザとしての実の家族との関わり、組の結団としての家族(組)との関わり、どちらも厳しい現実はあるがどこか温かく、しかし救いの無い部分もあって、観てて登場人物全員に感情が乗ってきて辛かった。観た後何ヶ月も引き摺る映画。
全演者の演技、映像美、音楽(millennium parade/FAMILIA)、脚本、どれも最高だった。綾野剛も舘ひろしも尾野真千子もみんなほんっっとにえんぎうまい…となる。
昔のヤクザと今のヤクザって全然違うんだな。ヤクザのイメージが変わった。全く踏み込んだことのなかったヤクザという世界がこういった厳しい現在を抱えているとは知らなかった。その点も新しく知ったことで面白かった。