Marsha

TITANE/チタンのMarshaのネタバレレビュー・内容・結末

TITANE/チタン(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

痛々しいシーンが多くて
ジュリア・デュクルノー監督作品の中では
1番しんどいかも…

序盤から車とファックするというのがどういう状況なのかわからなくて、勝手な想像でお腹痛くなった…
そもそも車に精子とかあるんでしょうか…
そもそも車におちん…いや詮索はここまでにしておこう…

主人公アレクシアは、簡単に人を殺したと思ったら車とファックしたり女の子とイチャついてみたり…大人しくできるじゃんと思ったらまた突然殺したり…
序盤のアレクシアはもしかしたら、生きる目的みたいなのを見失っていて、ただただ適当に生きてたんかなとは思う。

そんな中で、色々やりすぎたなと気づいた時、自分に足りていなかった"何か"が満たされることに出会う。
それがヴァンサンからの愛だったのかなぁと。
ヴァンサンがなんだかずっと可哀想なのに対し、お前そこにつけ込むんじゃないよ!とアレクシアにイラつきはしたけど、彼も彼で流石に気づきなさいよ、という感じ。
でも私は可哀想なお父さんキャラクターに弱いので、何かと肩を持っちゃったよね。

車に欲情するという設定が必要だったのかがわからんけど、それのおかげでなぜだか痛々しさが増す。

あと最初怖かったから、フィルマークス読んでから観ようかなって思ったらみんな結構ネタバレを見えるように書きすぎね!?!?

しばらくお腹の大きな妊婦さんを見るのにドキッとしてしまいそう…それぐらい精神的にダメージがきた作品でした。

ヴァンサンに特に非はないので、幸せになって欲しいなと思うばかり。
Marsha

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