ジャケのシーンが本当にある！100点！この映画を観たからには、もう「アイデア一発勝負」との惹句を簡単に使えなくなる。ジャケット一枚見て想像するのと、71分本編を観るのでほぼ後味が変わらなくて素晴らしい。
こういう、誰かは思いついたことがあるだろうけど誰も作らなかったものを映画（この世で一番金のかかる芸術）化する人間がいることに大喜びしてしまう。それが馬鹿であるほど嬉しい。
若者、水着、性欲、ドラッグ、スプラッター。超豪華B級映画幕の内弁当。
登場人物が多くて不倫浮気片思い因縁が錯綜するからまあまあ複雑なのがダルい。その全てが何の回収もされず血の海で終わる。素晴らしい。
ウォータースライダーに刃物付けて切り刻む、本当にそれ以外のアイデアが無かったんだろうな〜と思って笑ってしまう。71分でも長い。向こうが透けるほど薄く引き延ばしたストーリーで、本番が始まるのがラスト20分なのが意味不明。こっちは刃で切り刻まれることなんて知っている上で観に来てんだから、何を50分も勿体ぶってるんだと可笑しくなった。これ自体が、じっくり昇って一気に滑り降りるウォータースライダーみたいなものだってこと⁉︎
その他、
○ 水着の陽キャ女子たちが「私たちのウミヘビの動き見る？」とか言ってセクシーダンスみたいにクネクネ動きだしたところで爆笑しちゃった。
○ 映画史に残る謎ポストクレジット。
