この作品に評価をつけるのはとても難しい...しかし、間違いなく観て良かった作品と言える。
裁きと赦しとは？正義とは？
考えさせられる。

この作品は、16歳で人を射殺し、終身刑を言い渡された女性シントイア・ブラウン。
彼女の人生を追ったドキュメンタリー。

まず、Netflixオリジナルドキュメンタリーのクオリティーの高さに毎回驚かされる。
この映画は十年以上かけて撮影されており、今回の最新配信になっている。制作側のパワーを感じる。

～正義とはなにか？～
16歳で人を殺した少女。
裁判関係で精神鑑定を受けてるシーンで、一見普通に見えるけど、いざとなったら暴力的になる部分が垣間見れるところが怖かった。
正当防衛と言っているが、本当なのかな...少し疑ってしまった。
そして、あまりにも未熟すぎる。
そんな彼女は裁かれ、結果は終身刑となる。　

はたして、これは“正しいのか？”
後からどんどん分かってくる彼女の“事実”を聞くと、正解が分からない。
　

～売春婦と姓犯罪被害者～
この物語の最大の論点の１つ。
それが性事情である。
裁判当時、彼女は“殺した男と売春婦していた”と言われていた。
でも、後から性犯罪の被害者として逆転する。
というかまず、根本的に売春婦という言葉が失礼。
劇中に説明される、ここの法律が変わって、本当に良かった。


～裁きと赦し～
彼女が30歳の時、再判決のチャンスがきたのだ。
終身刑継続か？
25年に減刑か？
仮釈放か？
皆の意見は割れている。

はたして彼女はどうなるのか...
30歳となった彼女は明らかに子供の頃と“目や表情”が違った。
赦しがあるべきではないか？
一視聴者である私はそう思った。
結末はいかに...


途中から目が離せなくなる濃厚なドキュメンタリー作品。

ぜひ一度、ご覧ください！！

• #たくや_2020年鑑賞
• #netflix
• #ドキュメンタリー
• #たくや_Netflix
• #たくや_ドキュメンタリー映画

16歳半のシントイア・ブラウンは、家出中だった…
お金の為に身体を売り生活していた……

そんな時、稼ぎに行く途中出会った男性の誘いにのり彼の家に行った💦
そこで何があったかは、本人達にしかわからないが…結果的には、男を射殺してしま
う……

そうなるに至った経緯と状況は、彼女の意見だけ💦そんな状態で裁判ははじまり　終身刑を言い渡される……
（死体の状況や、お金と車を盗んだ状況が彼女を不利な立場に追い込んだ）

その後、彼女は何度も状況を変えようと努力するが、法律が変わるまで彼女の刑を見
直す事はなかった💦

この作品は、彼女を中心としている為、どうしても彼女目線になる(´Д｀)

殺された男性にも家族はいたし、そっちの立場で言えば減刑なんてありえないと思っ
ても仕方ないようにも思える💦
子供の犯罪は、どう判断するか本当に難しいのだと感じた作品でした💦

[罪を憎んで人を憎まず]
この言葉を象徴するようなドキュメンタリー映画だった。

貧困や疾患が世代間で連鎖する その様や
根底にある環境要因、
生育環境や愛情でもカバーしきれない遺伝子による影響と
少年犯罪の量刑についての問題提起。

これらが、とても分かりやすく まとめられていた。
国内外問わず、今後 未成年による重大犯罪に対しての世論の変化や裁量に変化に注目していきたい。