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ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明けのnanaのレビュー・感想・評価

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オバマ夫妻が立ち上げた製作会社とNetflixが手を組んで作ったドキュメンタリー作品。
障がい者による人権運動の歴史を描いています。

物語のきっかけはニューヨーク郊外で開催された障がいを持つティーンエイジャーのためのサマーキャンプでした。
日常生活ではさまざまな不便・困難や差別の中で生きる彼らにとって、キャンプは自由に活動し、自分たちの可能性広げることができる場所でした。性の部分でも自由に活動した結果、キャンプ内でシラミが流行ってしまったなんてくだりも。
そこで彼らは同じような悩みを共有したことから、キャンプに参加した者達は雇用問題の解消や車椅子でも活動しやすいよう段差のない街づくりなど、バリアフリーな社会を求める公民権運動を開始します。

今の社会は当たり前に存在するものではなく、勇気ある先人が動いたことで出来ています。
これは障がい者だけの話でなく、女性差別、人種差別にも言えることです。
間違っていることに間違っているとはっきりと伝え、全ての人々が幸福に毎日を生きることができるよう、自分も小さなことから何か行動してみよう、と力を貰えるような作品でした。
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