ロックウェルアイズ

ザ・コールのロックウェルアイズのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・コール(2020年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

母親の入院のために久しぶりに実家へ帰ってきたソヨン。
携帯電話を落としてしまったソヨンは実家にあった固定電話を使うが、それ以来謎の電話が頻繁にかかってくるようになる。
電話越しに助けを求めてくる通話相手は、20年前この家に住んでいたヨンスクという女性だった。

今月のテーマは〈第1回韓国映画強化月間〉
韓国ドラマにKPOP、韓国語の勉強もして、韓国にどっぷり浸かっているので。
それと今年ももう終わりなので、今年公開されたけど見逃してしまった作品も配信されているものは積極的に観ていきたい。

ありそうでなかったストーリー。
電話の着信音が上手く恐怖を演出している。
とはいえホラーすぎずスリラーすぎずキツすぎずヌルすぎずなちょうどいい作品だった。
正直どこかに振り切って欲しかったな感もあるけど、韓国映画独特の魅力は存分に凝縮されていたし、平均的にこれくらいは叩き出せちゃう韓国映画のレベルの高さよ。

またまたチョン・ジョンソ最強伝説。
もうなんつってもチョン・ジョンソの魅力的な演技。
今韓国の女優の中で1番好きかもしれない。
“危うい”女演じさせたら右に出る者はいないんじゃないか。
みんな忘れてるかもしれないけど、母親殺害後に自分で服買って乙女心満々なヨンスクめちゃくちゃ可愛かったからな。

これはチョン・ジョンソが好きだからなのかもしれないが、殺人鬼とはいえあんな過去を描かれたら同情せざるを得ない。
お父さん救ってもらったのに電話にすぐ出ないし、嘘はつくし、電話だけで相手を知るのは難しいけど主人公にも問題はあるからなと。
ラストの解釈は、ヨンスクの言う通りソヨンが妄想虚言癖だったってことなのかな?
玄関にいちごケース置きっぱだったり、ソヨンの髪飾り落としっぱなしだったり
恐らく母親に監禁されて世間知らずなところとそれでいてシラばっくれられる天性の殺人鬼気質なところを描いているんだろうけど、玄関にいちごケース置きっぱだったり、ソヨンの髪飾りも落としっぱなしだったり、ヨンスクがめちゃくちゃ不用心。
話は面白いし、時間ものだからツッコミどころは大目に見てたけど、流石に交番の資料盗むところは気になるどころの話じゃない。
『チェイサー』の無能警察でもセキュリティはもっとちゃんとしてるはずだぞ。

お父さん既視感あると思ったら、今見てる『マイ・ディア・ミスター』のドンフンのお兄さん役だ!!