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ライムライトのkazu1961のレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
4.2
「ライムライト」
原題「Limelight」
1953/2/22公開 アメリカ作品 2017-161
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1960年代以前ランキング16位 再鑑賞

本作はチャップリンが長編映画で初めて素顔を出した作品で、同時にアメリカでの最後の作品となりました。また「世界の三大喜劇王」チャップリンとバスター・キートンによる初の共演作でもありますね。
言葉の魔術師でもあるチャップリンの名言集とも言える本作、生きることに絶望し、命を絶とうとした若きバレリーナに「生きる」ことの意味をチャップリン扮するカルヴェロが熱弁を振るって鼓舞する名場面は見る者を圧倒する迫力があります。
「人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。」この台詞はずっと心に残っています。
ストーリーはチャップリンらしいコミカルさは少し影を潜め、物悲しくシリアスに「命」をテーマにした物語が素晴らしい音楽と共に印象深く進んでいきます。
チャップリン作曲の主題歌はアカデミー作曲賞を受賞しました!

喜劇王チャールズ・チャップリンが最後にアメリカで製作した後期の代表作。1914年のロンドンを舞台に、かつての花形喜劇役者・カルベロ(チャップリン)と、リューマチで脚が動かなくなり自殺を図った若きバレリーナ・テリーの心の交流が描かれる。共演にバスター・キートン、クレア・ブルーム。チャップリンは製作、監督、原作、脚本、音楽、主演の1人6役を務めた。
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