ロンドンで独り暮らしをするアンソニーは、加齢により記憶が薄れ始めていた...
以前に職場の人にオススメされて視聴。
アンソニー・ホプキンスさんが、第93回アカデミー主演俳優賞を受賞した作品以外にほとんど情報を入れずに観ました。
最初は“ん?”不思議な世界だな?何が起きているんだろ?と思いながらでしたが...物語の全貌がみえてくると...切なさと苦しさが一気にかけ上がってきました...
決して映画の中だけの世界なんかではなくて、身近な人、数十年後の自分の事でもありえる事なので考える事が多い映画でした。
...“認知症”の人がこんなにも孤独で、“娘”という存在を理解できても...娘が誰かわからない...現実と不安の間で後何年過ごさないといけない...思考がしっかりあるからこそ...襲いくる“記憶がなくなる”恐怖とも戦いながら...
“記憶なくなる”“認知症”の中、新たな希望を見いだす映画とは違い...認知症になる側、その家族側の視点がリアルに感じました...それがとても怖かったです。
最後のアンソニーの子どものように泣きじゃくる姿は...苦しかった...