共に高く、速く、遠く。
キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースに立ちはだかる因縁の敵。枯渇した資源をめぐり、他の惑星が危機にさらされていた。
一方、キャロルと彼女を慕うエージェント/モニカ・ランボー、アベンジャーズオタクの高校生ヒーロー/ミズ・マーベルの3人が入れ替わる謎の現象が発生する。
マーベル・シネマティック・ユニバース33作目。
キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの3人が新たにガールズチームを結成。光の力を利用した目まぐるしい入れ替わりバトルは必見。
本作は2019年に公開された「キャプテン・マーベル」の続編であり、また複数のMCUドラマから連なるものとなっている。
「ワンダヴィジョン」からモニカ・ランボー、「ミズ・マーベル」からミズ・マーベル/カマラ・カーンが参戦。カマラが持つバングルは劇中でも重要なアイテムとして登場する。
「シークレット・インベージョン」のニック・フューリーは雰囲気が違いすぎて別人のよう。改めてこのドラマの落とし所がマジで不明瞭。こちらは事前に見なくても問題はない。
上映時間は100分程度とコンパクトだが、互いに抱える心のもつれを修復し、3人で共闘する過程はしっかりと描かれている。
その分ヴィランがやや弱めに感じた。そもそもキャプテン・マーベルはサノスを凌駕するほどの力があるはずなのに、それに加えて3対1でフルボッコとはヴィランとしては解せぬ部分もありそうな...。
ここからさらに物語が分岐していくMCUらしいラスト。フェーズは間違いなく次世代へと動き出している。
