想像と違った。
トリュフなど食べたことも匂いも嗅いだことがないど素人にとってはもう少し知識や情報が知りたかった。
トリュフの採れる貴重な森がどんなだがわかり高級品といっても生産者(純粋には生産ではないけれど)がどんな人々でまた取り巻く世界の物騒さもわかったけれど。
フランス人には知識としてわかっているのかもしれないけれど、ただ料理にスライスして食べるだけの食材がこうも珍重される食文化的背景がわからない。
さすがに映画では匂いまで伝わらないのでなにかこう、人々の虜にする匂いの本質をもっと知りたかった。
生産者が意外と高齢で生活は質素ながらポリシーがあり良い犬とのタッグが必要という文化はわかったが結局はほんの一握りの消費者にしか届かないという点がこの先実物を知り得ない知る機会のない身からすると想像するしかなく退屈だった。
鑑賞している途中で退出した人もいて気持ちわかる気がした。
やはり知らない世界の理解を深めるには情報が少なすぎてドキュメンタリーとして食い足りなかった。
