このレビューはネタバレを含みます
なんじゃこりゃ
一言でいうとね。
実写中学生の聖司くんが成長して松坂桃李くんになるのだけがしっくりきた。
あとは全部、ぜーんぶ「なんじゃこりゃ」でした。
いちばんは実写中学生雫の、アニメの雫ちゃんのモノマネかって演技が観ていてつらかった。
きっと演者さんのせいではないよね。
演出のせいなんだろうな。
実写であれやるとコントだよね。
そのせいか、清野菜名さんまで大袈裟でアニメ風演技に寄せてた気がする。
ほんとはもっとうまいのにわざと下手に演じてるみたいなもやもやが残りました。
雫の「あーすっきりした」ってセリフに、
「いやいや、こちとらもやもやしとるわい!」と心の中でつっこみ入れました。
みなさん触れていらっしゃるように、バイオリン職人になるべく中学卒業とともにイタリアへ渡ったはずの聖司くんがチェロ奏者になっていたこと。
ふたりの大切な思い出の曲が「カントリーロード」から「翼をください」に変更されてたこと。
こんなにおおきな変更があるのなら、全く別の物語として描けば良かったのになと思う。
あぁ、残念😢
それにさ。
イタリアで「待ってていいんだよね?」と聞いた雫に対して手紙で返事を伝える的なこと書いておきながら肝心の聞かれたことには触れないって、あれなに?
遠距離であることや時代背景を考えると、今のように聞きたいことを聞けるまでにかなりのタイムラグが生じるのはわかるし、それが恋愛のもどかしさと相まって深まる愛もあると思うけど。
聖司くん、雫ちゃんのこと全然わかってないじゃん?
突然の帰国とプロポーズ(そもそもアニメ版は中3の時にプロポーズしてるし!)は映画のエンディングとしては美しく映るかもしれないけど、
これ、遠距離だったからうまくいってたけど近くなったらすぐに別れるパターンと見たよ(おばはんは現実的で夢がなくてごめんなさい🙇♀️)
観たかった「大人になった雫ちゃんと聖司くん」じゃなくてがっかりだよ😞
あと、急に思い出したけど、田中圭のあざとい演技も鼻についたわ😓