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ミス・アメリカーナのknkのレビュー・感想・評価

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)
4.3
中学の時から応援してるため、なぜこのドキュメンタリーはジャケ背景が黒いんだろう?という疑問から始まった。11年前、中学の時初めて買ったFearlessは背景が白とゴールドだった。

彼女のEthic Code(Be Good)を実践すべく動いているのだと根底の倫理観を改めて感じ取った。彼女のいうBe Goodはただの良い子さんにとどまらない。自分の立ち位置、影響力を俯瞰して常に良くある、良いことをしたいと本気で思っているんだと思う。
テイラーを知っているつもりで、知らなかったと痛感した。中学の時好きだったFearlessメイキングとはまた違うテイラーがいた。

要所要所セリフが刺さった。
色々なことを乗り越える強さと、先を見据える慧眼と、継続、に力点を置く頭の良さがあるからここまで来れている。
全て自分で作っている〜の台詞は特に刺さった。

1989 tour(世界初日公演)では、ポップスターよ!と言っていて、なぜだろう?と高校生のわたしは正直思った。けれどこの作品でその背景にある繊細な彼女の恐怖や不安を垣間見た。

The Eras tourでは全てがあって今がある、を感じた。わたし自身、「見るべきは今と未来!」を掲げてきた14年間だったが、これまでを見れていない人が果たして今も未来も本質的に見えているのか?と問いを感じた。

曲作りのみならずビジネスとして土台から作り上げてきた彼女はすごい、単語すごいではとどまらない深さと強さと他方儚さがある。
15年目も応援します♥️
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