たけp

ロンダ・ラウジー父の目から見た私の物語のたけpのレビュー・感想・評価

3.0
a. ロンダ・ラウジー本人の評価
b. この映画の評価
2つは全く別物なのに何故かごっちゃにしてる人が多い印象

「ロンダ・ラウジーは強い!」みたいな感想
それって映画の感想じゃないし映画を見てなくても書けるよね?
なので自分は「映画の感想」について書く

アメリカ映画で多いフェイクドキュメンタリー演出からスタート
『ロンダが生まれたときに息をしてなくて慌てる医者の声が入る』

当たり前だけどロンダが生まれたときを映画スタッフが撮影してるわけではないので、医者の声は役者がやってるフェイク映像
生まれたばかりの赤ちゃんロンダの鳴き声も入るけどこれも別の赤ちゃんの鳴き声
こういう演出はアメリカのドキュメンタリー映画だと当たり前

ちなみにへその緒が首に巻き付いて脳に酸素が行かず言語障害が出たって話はシルヴェスター・スタローンも経験してる

父親の自殺が原因で柔道を始めたって流れが前からよくわからなかったけど、この映画を見て納得した
父親は池で自殺→水を泳ぐのが怖くなる→水泳をやめて母親がやってた柔道を始める

2015年にホリー・ホルム相手にKO負けしたシーンだけ試合映像を使ってなかった
左ハイキックをもらったロンダが失神KO負けする映像はインパクトあるんだから使ったほうがよかったのに
ミーシャ・テイトとの試合で握手拒否したときに「家族を侮辱された」と言い訳してたけどホリー・ホルムとの試合でもグローブタッチを拒否してるからやっぱり傲慢な性格の持ち主なのかなとも思った
そういう性格だから男社会の格闘技界で成功したともいえる

プロレスラーのロディ・パイパー(2015年死去)が出てるのが嬉しい

映画は2016年の11月で終わるけど、12月の復帰戦でもロンダはKO負けしてUFC引退
そしてプロレスラーに転身
(世間からはプロレスに逃げたとバッシング)
「尊敬するロディ・パイパーと同じプロレスのリングに立ちました」っていう映画の終わらせ方でもよかった

ジン・ラベール
「リング上で同情したらあるのは敗北だけだ」
たけp

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