「ヒーローに引退はありません」
日韓映画。力道山の生涯を描く。
戦後日本の国民的英雄、日本プロレスの祖といわれる力道山を、朝鮮人という切り口から描いた一代記。戦後間もない日本で横綱を目指すが、日本人しか横綱になれないと知り酒びたり。そんな中、プロレスリングと出会う。
韓国映画だが、日本ロケ&日本人キャストが多い。
朝鮮人でありながら、日本での成功を夢見、そして成功街道を走り孤独となっていく力道山の姿。
プロレスラーの船木誠勝(井村昌彦役。木村政彦がモデル)などの出演があり、プロレスシーンは文句なしの出来である。
その分、ドラマ部分が暗いので、陰鬱な雰囲気の作品となってしまった。