このレビューはネタバレを含みます
面白かったな。
モラトリアムの脱却がテーマなんですが、サブカル趣味同士が運命的な出会いを果たしたその後、モラトリアムを脱却したらどうなるか、思考実験っぽくておもろかった。
最後、別れる時2人は泣いてた訳だけど、俺も泣きテェよ。
だって、漫画もアニメも映画も小説も、今の10倍ぐらいは熱意と勢いを持って吸収できて、わーーっと友達とかと発散してめちゃくちゃ楽しかったもんなぁ!!?わかるぜ、かすみ!まさき!
もうジャンプすら毎週読むのがしんどい。大人になっちまったよ。
サブカルなんて、コンプレックスの裏返しで、そんなきもい同じ穴の狢と一緒に住んだらそりゃ嫌になるよ。
録音した自分の声聞くの嫌でしょ?きもいっしょ?それと同じ。
まぁ個人的にはあの2人は結婚しても、うまくいったと思うけど、そこまで大人にはなれなかった感じがある。というか、あの2人は大人になるのが遅すぎた。
恋愛模様はありきたりだけど、ありきたりであればあるほど、この映画に関しては映えるな。
坂元マジック恐るべし
ps
でも、時間が経って、大人になれば角が取れて、本当に信頼し合えるパートナーになれたと俺は思うね。まぁ、有村架純は菅田将暉が大人になるまで待てなかった(子供だった頃の菅田将暉が好きだったと勘違いした)し、菅田将暉は大人になりきれなかった(有村架純に追いつけなかった)。それまでってこと。ちゃんと管理すれば永遠の愛になれたのに、一時的な恋になったことを皮肉って花束みたいな恋でしたと、お後がよろしゅうございます。
菅田将暉が一歩足りなかったんですね〜