このレビューはネタバレを含みます
【赤と緑】
淡々と綴られた戦争の傷痕からの再生の物語。
邦題は、原案となっている『戦争は女の顔をしていない』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ著)からの拝借だろう。ロシア語原題は「Дыл…
原作『戦争は女の顔をしていない』の作者アレクシェービチのファン!ロシアで映画化してたの知らなかった。
戦地から帰った女性の息苦しさを見事に描き出しているのが原作だが、映画でもその要素を織り交ぜており…
「戦争が終わってよかった」とかいう言葉の、なんと他責なことかと。イーヤとマーシャの中ではきっとちっとも終わっていないんだけど、それだけじゃなく、戦争が終わってしまったことによるものがあるんじゃないの…
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戦争が残した傷跡が
こんなにも人々を苦しめるなんて
PTSDに苦しむ女性負傷した兵士たち、病院では明るく振る舞ってみせたりするシーンからずっと息苦しく涙が止まらなかった
戦争は体験したものにと…
終始辛くて胸を締め付けられながら観た。
戦争そのものの描写はなくても戦争の残酷さが伝わり、戦争が終わったとしても彼女たちにとって終わりは来ない切なさ。
PTSDやトラウマなどに耐えながら生きていくし…
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