叡福寺清子

ストレンジ・シスターズの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

ストレンジ・シスターズ(2019年製作の映画)
3.0
冒頭の「BNKフィルム」のロゴで,「あれ?アイドル映画なの?でも,『The Art of Devil3』の国だし,大丈夫か」と複雑になった三遊亭呼延灼です.こんばんわ.

「設定ガバガバやねんけど,とにかくJKが活躍すんねん」
「それはアイドル映画やないかい.設定が阿呆みたいでも可愛い娘が活躍したら,それはもうアイドル映画やからな」
「でもな,おかんが言うにはセクシーヌードシーンがあるらしいねん」
「ほな,アイドル映画ちゃうかぁ.青少年がターゲットのアイドル映画でヌードシーンはないやろ,普通は」
とミルクボーイがネタにしたかどうかは不詳ですが,本作は紛れもなくアイドル映画でした.おっぱいがあっても,初デートの映画館で男子高生がJKのうなじを舐め回しても,やっぱりアイドル映画と言えましょう.お約束通り・・・というか助平もできないまま速攻で殺された男子高生の姿には,本国の映画館もさぞや盛り上がったことと容易に想像できました.ざまぁ・
ご愛嬌といえば,ガスーの形態です.東南アジアの人々には恐ろしいのかもしれませんが,日本人からすればどこか滑稽で,終盤のラストバトルは少し微笑ましかったりもします.抜け殻になった肉体を求めて,這いずり回る下級ガスーはちょっとおしっこちびりそうになりましたが.
逆だとなんになるんでしょう?日本人には恐怖かもしれないけど,東南アジアの人々らには滑稽に感じる怪異.ターボババァ?ぬらりひょんか,案外バックベアードさんだったり(このロリコンどもめ!!)
なお,お姉ちゃん役の俳優さんに既視感と思ったら,福島リラさんに似てるのでした.