Aimi

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのAimiのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ありがとうしか言えない…

スパイダーマンシリーズを生み出してくれたプロデューサー、作品が実現するために尽力してくれた人たち、この作品を作ってくれた監督スタッフ、キャストの皆さんにありがとうしか言えない。

ネタバレ回避してやっと観たNWH、アンドリュー・ガーフィルドが登場したとき軽く叫んでしまって、トビー・マクガイアが登場した時には席から崩れ落ちそうになった。2人のスパイダーマンがまた観られるのが夢みたいで、しかもトムホスパイディと並んで3人揃うのが奇跡で、2人の登場からそう経たないうちに涙が出てきて止まらなかった。
そして過去シリーズや別ユニバースのオマージュや言及を交えながら、ヴィランたちを「倒す」のではなく「治療する」というところもよかったし、なにより2人のスパイダーマンの物語をきちんと回収というか、魂の救い所を作ってくれたことがもう…ほんと…言葉にならなくて。とくにMJを救ったアンドリューの表情は今思い出しても泣けるほど。彼のグウェンは救えなかったけど、別次元の、同じピーター・パーカーの、MJは救えた。今度は救うことができた。おそらく自身にさえ言葉にできない複雑な感情を表情で表してくれた彼の演技、ほんとに素晴らしかった。

すべての人がピーター・パーカーを忘れた世界。「僕が必ず2人を見つけて会いに行く」と約束したその言葉通り、MJのドーナツ屋さんに行ったピーター。
ピーターを覚えてない、関わっていない2人が生きる平和で未来ある世界。MJのおでこにある絆創膏は、スパイダーマンと関わったからできた傷。
「告げない」ということを選んだんだな、と観客に悟らせたこのラストも胸にくる名シーン。

総じてサム・ライミ版スパイダーマンから全シリーズ観てきたファンに贈られた奇跡のような作品だった。ほんとにほんとに、ありがとう。
Aimi

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