電機自動車工房

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEの電機自動車工房のレビュー・感想・評価

3.7
トム・クルーズ 61歳が 画面狭しと暴れまわる映画でした。
Dolbyシネマでみる映像と音響は良かったですし、結構後ろの方だったので、爆発とかでちょっとした衝撃もあり、おお、4DXかと勝手に楽しんでました。
公開翌日の午後という時間だったので、席が超埋まってました
2時間43分もあるので、観るのはなかなか体力もいる(エンドロール早々に席を立つ人もそこそこいた)

【見る前に前作の復習は必要か】
いらん。

ミッション・インポッシブルシリーズはそこまでの全6作は全部見てましたが、結局どんな話だったか思い出せなかったので、前日にようつべで復習しました。

結論:
どんなストーリーだったかというより、
「トム、無茶しやがって。。。。」という記憶だけが補完されていくだけでした。
(なので、ほぼストーリーについては予備知識ゼロで観ても困らないかな)

前作から出ている人物
ルーサー、ベンジー、イルサ、ホワイト・ウィドウくらいは誰だっけはおぼえておくほうがいい。

【感想】
・トム・クルーズが 今回も 無茶ばっかりする。
・アクションシーンは、とにかくド派手でバリエーションは豊富。
 ・車(もはやルパン)
 ・格闘
 ・バイク&パラシュート
 ・電車
 ・SASUKE
・ロケはお金かけてるからとにかく映像はめっちゃ豪華。
・スパイアクション
 ・おなじみの変装
 ・すり替え
 ・ハッキング
・トム走りは今回も余すところなく堪能
・ミッションは基本失敗するドジっ子
・列車への乗車シーンはもはやコント
・カーチェイスしてるとストーリーは止まるのは相変わらず。
・アクションありきのストーリーなので、正直ストーリー的にはいまいち(2部作だから仕方ないか)

【その他】
・制作費:映画史上最高の2億ドル。
・CGはなるべく使わない。
 壊すものは基本ちゃんと作って壊す。
・通常は、主演はアクションさせてもらえないが、トム・クルーズは無茶をやる

理由は、
ケガとかすると、撮影が止まってキャストスタッフに休業補償をしないといけない(基本保険)。から基本スタントでやる。(妥当)
→ トム・クルーズは、プロデューサー(金も出している)なのでだれも止められない。

・基本、トム・クルーズと監督がやりたいアクションを先に撮る
→ そのあと監督・その他がストーリーを作って、周囲のキャラクターを使ってストーリーを構築していく。
→ ストーリー部分は、後付けで撮影
(そもそも2部作の後編は製作中であり、脚本もできているかも怪しい)

【結論・この映画をみるべきか?】
劇場のデカいスクリーンと爆音で観るべき。
配信による俳優への印税とかAIの問題、俳優組合のストライキとか、実写映画というエンタメの存在意義が問われているなかで、とにかくすごい映像とかアクションは、映画じゃないとできないからみんな楽しんでね。というトム・クルーズさんからのラブレターなので、映画界のリアル救世主になのかもしれないので、是非、頭を空っぽにして見るべきです。

あまり興行的には良くなくて 二部作ではなく、別作品として再構築されるそうな