じょうパン

マリッジ・ストーリーのじょうパンのレビュー・感想・評価

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)
3.8
そんなに感動もしなかったし、思ったより泣けない作品でした。多分観ている人が何かしら離婚の経験があったら共感できる部分もあったり楽しめる作品なのかなと思いました。 おそらく結婚して子供を持たないとあまり共感できない作品だなと少し思いました。

◻️脚本
2人とも「子供が大事」とか言っているものの、自分たちの仕事の都合でLAやNYに連れ回している時点であまりどちらにも共感できませんでした。本当に子供のためを思うんやったら離婚しなかったり、離婚したとしたもどちらかがほとんど面倒見てあげた方が子供にはあまり負担にならないと思いました。
旦那のチャーリーはほぼ不倫みたいな事をしちいる時点でダメだなと思いました。またヘンリーとの時間を過ごしたかったり育てたいのは分かりますが、ハロウィンのシーンを見てしまうと、ただチャーリーが自己満足のよう感じでヘンリーを連れ回してお菓子をもらい、家に着くと「パパは疲れた」と言って寝るのはあまり子供のことを思っていないし、見てないなと思いました。その点は妻のニコールの方が全力で子供に合わして遊んでいるので良い親だなと思いました。
まあどっちもどっちやけどね。
LAのチャーリーの家で2人が思ってない酷い事を言った後に泣いてしまうのはリアルで良かったです。喧嘩した時に酷い事を言った後に自分の心の中で「なんでこんな酷い事を言った?」と自問自答する瞬間が私にもあるのでこのシーンはすごく共感できました。
また女性弁護士のノラも最初はニコールに寄り添っていたけど、裁判では無茶苦茶な事を言っている時点で「あ、別に仕事のためにやってるだけなんだな」と騙された気分になりました。

◻️映像
ノラがニコールにソファーに座って寄り添うときに、ヒールの映像が入っていて、あの映像を入れることによりノラがニコールに寄り添っている事が分かるし、ニコールも「この人には心を開けよう」と思えるので上手い映像、編集だなと思いました。
ラストシーンの引きのカットでエンドロールが流れる映像は良いなと思いました。

◻️まとめ
離婚や結婚の経験もまだないので共感できない部分があり思っていたよりかは楽しめない作品でした。雰囲気は嫌いじゃなかったけどね。

2024 44本目
じょうパン

じょうパン