お互いの好きなところ、からはじまる
こんなにたくさんあるのにそれでも別れてしまうなんて…冒頭からうるうる
ちゃんと愛はある
子供を大切にしているし
お互いに尊重している
結婚という括りではうまくいかないから
別れることを選んだ夫婦
弁護士を交えてあることないことを言われ
それならばちゃんとふたりで向き合おうとするのに
本筋から逸れたただの悪口大会になってしまう
好きだし大事なのに。
メニューが決められない夫の手助けをしたり、伸びた髪を切ってあげたり、解けた靴紐にも気づく
妻であるニコールの、自分たちの状況はともかく自然と心配りができてしまう場面にもぐっときた
好きになって、家族になり、子供ができて
出会った頃のような気持ちでいることはむずかしいのかもしれないけれどお互いの好きなところ、きらいなところも含めて
ちゃんと話し合って何度でも確認できてたら…
たらればを言ってしまいそうになるけれど
ラストシーンがまたよくて。
二人の中にちゃんと愛はあるし
それでも日常が続いていくこと
ここまで真剣に男女が向き合う姿を描いてる作品はあんまりないかもしれない。