よん

異端の鳥のよんのネタバレレビュー・内容・結末

異端の鳥(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

胸糞わるいシーンが3時間弱ずっと続くので
いくら作品とは言え子役の子のトラウマになってないか本気で心配。。。
戦争とか暴力とか、人間の脆さとか排他的なところとか
ヒトだけじゃなく動物も使いながら表現されてるから抉られる感覚がすごい

性に目覚めてから少年は変わっちゃった感があるな
それまでもその後も少年にとって動物はパートナーというか保護する対象だったけど
ヤギにだけは殺意があった
性に目覚めるんだけどその対象の女性が自分の目の前で
ヤギで満たされてるなんてシーン(文字にしたらバカ気持ち悪い)見せつけられたら
まあ壊れるわ、そのあとも人に危害を加えはじめちゃう

親との再会も普通はハッピーな話なんだろうし、最後は少し心を開いたのかなと思うけど
それまでが悲惨すぎて未来に希望はあんま持てないな。。。

多様性だなんだと言いながら、結局群れのなかにいると安心するし異端は排除されるっていう人間含めた動物の本能を描き出しているんだけど
自分の安全のために誰かを排除するという構図もあって
みんなハッピーなんてあり得ない、自分をハッピーにするには誰かを突き落とさないといけないっていう悪教訓しか残らなかったです
考えさせられる
よん

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