櫻子の勝手にシネマ

ハスラーズの櫻子の勝手にシネマのレビュー・感想・評価

ハスラーズ(2019年製作の映画)
4.0
本作はNYでストリッパーとして働く女性たちを主役にした映画である。
ストリップクラブで働く4人のダンサーが中心となってウォール街で働く裕福な男たちから数年に渡って大金を巻き上げたという実際に起きた事件が元ネタ。

冒頭から終盤まで、とにかく女!女!女!
子供までみーんな女!
ペットの犬や猫も絶叫メスだと思う(笑)

簡単にストーリーをまとめると、幼少の頃に母に捨てられ、祖母に育てられたデスティニー(コンスタンス・ウー)は、祖母を養うためストリップクラブで働き始める。
そこでトップダンサーとして活躍するラモーナ(ジェニファー・ロペス)と出会い、協力し合う事で大金を稼ぐようになり、姉妹のように親しい関係になっていく…

ジェニファー・ロペスがまさにはまり役。
当時50歳とは思えない鍛え上げられた肉体美を披露している。
店の屋上でラモーナがデスティニーに「寒いでしょ?入りな」と、自分が羽織っている毛皮のコートに彼女を包み込むシーンがあるのだが、思わず「姐さん、カッコいいっす」と突っ込みを入れてしまったほど(笑)

そうそう、忘れちゃならないのがダイヤモンド役のカーディB。
彼女は昔ストリッパーとして働いていた経歴があるらしく、だからといってはなんだが、バックヤードでストリッパー達と雑談(猥談?w)しているシーンはリアルで面白かった。 

他にもリズ役として登場したシンガーのゾゾ。
彼女も地引網のような衣装で女優デビューを果たした1人だ。
あの大きな身体をぶるんぶるんと揺らしながら踊る姿は迫力満点。

この映画は女同士でワイワイ言いながら観たい作品だと思う。
私も女友達と3人で映画館に観に行った。
後に夫とも観たが、どうやら男性の評価は低いようである。 
なんといっても、“お酒に薬物を盛って客である男性からお金を巻き上げるストリッパーたち”の話ですから、反応がイマイチなのは仕方ないですかね(笑)