一昨年のチャドウィックの訃報はただただ衝撃で、この映画も重くて切ない内容になるかも…と想像していたけれど、思っていたよりは観やすかった。
とは言え、大切な人を失ったやり場のない感情や混乱の様子が生々しい。
前作では明るく可愛いかったシュリもまるで別人のようで、結構ハラハラさせられた。
あと、エムバクもなんか別人でビックリ(笑)
継承と受容がメインの物語だからなのか、バトルは控え目。それは良いとして、ピンチ時の展開が前作と似ていたり、せっかくアイアンハートが出たのに出番が少な目だったり…なのは少し残念。
でも『アイアンマン』1作目のオマージュもあり、新しい始まりが感じられて良かった。いつか彼女が主役のエピソードが出てくれると嬉しい。
希望と更なる混乱が待ついつものMCU…ってだけじゃなく、
チャドウィックとティ·チャラへの愛が残る優しい映画だった。