ラーチャえだまめ

ハロウィン THE ENDのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)
3.5
『ブギーマン、ついに「老いる」。』





元々“シン”シリーズは“3部作構成”でやる!という予定だったらしいのですが?とは言っても前作「キルズ」から“集団リンチ”やら“邪悪なのはブギーマンじゃなく民衆だ”みたいな社会的な裏テーマで「お、おう…?」肝心のブギーマンが少々“蚊帳の外”状態の路線変更に明らかな「ネタ切れ」を感じてしまっていたのですが……


完結編となる本作ではそこからさらに「“怪物”を作り出すのは個人か、それともイリノイ州の架空の町ハドンフィールドという“街”そのものか?」やら「“怪物”を“欲している”のは誰か」的な、これまた人々に根底に内在する「邪悪とは何か」を追求する、まるで大学の講義でも聞いてるようなこりゃもう立派な教材映像だよおお!!!!


既にレビュアーの間で「肝心のブギーマンがあまり活躍しない」「惨殺数も少ない」と別の意味で沸騰中という?確かに中盤くらいまで「一体何を見せられているんだ」と思った節もありましたよ??ただ私は常に現状維持で満足しない路線拡張への挑戦、“「ハロウィン」という作品で「どこまでやれるか」”という造り手の強いこだわり、のようなものを感じることが出来ましたね。だからそこまでダメダメな映画、とはまたちょっと違うかなーと、個人的には思いました。



↓ブログにもあげました(ネタバレなし&ネタバレ・考察)↓https://www.edamame-movie.com
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