ナカムラ

生きるのナカムラのネタバレレビュー・内容・結末

生きる(1952年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

怪作。マジで素晴らしい。

誰からも理解しようとしてない、自分と考えてることが相反してたり、違ったりすると理解する気がなくなる。
この人間に対して"理解"という言葉はちょっと難しすぎるけど、"自分"という許容外の行動は寄り添わないの方が言い方正しいかな。
寄り添わないのは結局の所、"自分"というものを大事にして傷つきたくないからであって、少しでも性格が似てたり、揶揄するトピックがあれば、それに食らいつき、自分も思ってたと群れを作って、保身に走る。
意志を次ぐと言った次期課長も、結局は一緒な訳で人は忘れて、責任転嫁をして、そこには惰性もあるがその本質的要素は責任を問われたくないからであってとても人間らしい。

こういう人間の本質的要素を綺麗にどす黒く描いたものは変わることがないだからこそ褪せないんだなと思う。
ナカムラ

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