根本的なところにちょっと言いたいことはあったりするんだけども、戦場の光景や登場人物の人柄や会話の掛け合いといった戦争ドラマとしてすごく好き。
ノルマンディー上陸作戦という言葉だけは聞いたことはあったけども映像で見るとその地獄絵図に圧倒される。
ただただ一方的にドイツ軍の銃弾の雨を浴びせられる様は戦闘というよりは処刑に近いように思える。
特殊な任務の為に少人数の小隊がいつ敵に出くわすかわからない過酷な戦場を進みながら少しずつ絆ができていくロードムービーとして観ることもできる、そして時々戦闘に自ら飛び込んだり巻き込まれたりして戦争という現実に戻されるようなそんな感覚。
初見時はシンプルに狙撃手のジャクソンがかっこよくて好きだったが何度か観たり観る時期も変わったりでアパムがよかったりウェイドがよく思えたりする。
今回観てよかったのはホーバスとライベンだなぁ。
…え？カパーゾってヴィン・ディーゼルだったんかい！今頃気づいたわっ！
さて根本的なことですけどもね…
戦争真っ只中でしかも決死の思いで敵地に上陸してこれからって時にひとりの二等兵を帰還させる為だけに8人？も貴重な兵士を使うもんなのかね？
気持ちはわかるよ？4人兄弟の3人が戦死しちゃったから生死不明の末っ子だけは家に帰してあげたいってわかるけどさ、そんな作戦ありえるもんなのかねぇってずっとどこかでひっかかってる気分。
