のんのん

幼い依頼人ののんのんのレビュー・感想・評価

幼い依頼人(2019年製作の映画)
3.8
辛い辛い韓国映画。継母の虐待。父親のネグレクト。どうしたって涙が出てしまう。

継母、美しく冷たい顔。
まず静かに、長い髪をゴムで結ぶのだ。そこから虐待が始まる。やめてくれよ。泣きたくなるよ。

幼い姉と弟が耐えるのだ。大人なら知恵があるだろうが、子供なのでそこから逃げる術を知らないのだ。

そして、、、助けなければいけない周りの大人がね。どう介入してよいのかが難しいのだ。

例えばお隣の子供が虐待されてるのを知ったら、自分ちでかくまってあげたい。助けたい。しかしそれは誘拐になる?

韓国と日本の法律は違うのかもしれないが、問題になることは大体同じだ。これって本当に大問題なのだ。

この映画も、「誰も知らない」も「マザー」も、そんなような題材が次々に映画になる。みんなでそれ観て泣いている場合じゃないぐらい、虐待されてる子供って多いはずなのだ。

でもどうしたら良いのかわからないのですね。差別、そして戦争。世の中問題山積みかもしれないが、身近な子供を助けることぐらい簡単に出来たらいいのにね。

イ ドンフィという俳優が、幼い姉弟の最後の最後の頼みの綱。

韓国ドラマの中で一番好きかしらと思う「応答せよ1988」。彼はこのドラマで、とてもとても面白くて温かい。

この人が演じるから良いのだ。しかし日本みたいになんでもかんでも流行ってる俳優を主役にしないところが韓国エンタメって賭けですわよね。イ ドンフィが流行りの俳優とも思えないのだが。なーんて、どうしよう。韓国一人気俳優だったら!!

でも大好きだ、この人。
のんのん

のんのん